夏に旅行したシアトルで、街の人々を眺めているのが楽しかった理由のひとつに
マーケットやスーパーへ買い物にくるひとたちが
老若男女おのおのエコバッグを手にしている様子がとても好ましかった、
ということが挙げられます。
レジ袋ってやっぱり視覚的に美しいものではないし、
中身が野菜や肉だろうと、細々とした日用品であろうと、
自分が好きなデザインのバッグに入れて持って帰るほうが気分もいいし
見た目もスマートだよなぁとあらためて感じたのでした。

わたしも職業や性格的に小荷物化がどうしても難しいことから、
メインのカゴやレザーバッグのサブ的にコットンのトートを持つのが昔から好きですが
そうではなく食品などの買い物を入れるマイバッグとして近年気に入っているのが
アウトドアブランドのポケッタブルのナイロン製ショッピングバッグ。
シアトルにもこの３つを持って行き......

現地のスターバックスでふと目に入ったこんな風景を撮っておきました。
ご覧の通り、とにかく大活躍だったのです。朝ホテルを出る時点では
１枚目の写真のように小さくなって街歩き用バッグに入っているのですが、
いろんなお店でちょこちょこと買い物をするたびに
これらのバッグを広げてポイポイと荷物を入れていき、
最後はスーパーや市場の買い物も入ってパンパンになった状態で宿に帰ってくる毎日でした。
アウトドア用のハイテク素材なので薄くて軽くて（だからコンパクトになる）、
濡れてもすぐに乾くし、瓶を何本も入れてもビクともしないくらい丈夫。
コットンやキャンバスのバッグではここまで小さくならないし重さもあるため
やっぱり旅にはこうしたバッグの方が向くんだなということを実感しました。

旅に限らず普段も、仕事で出かけた帰りには何かと荷物が増えるため
この２つのどちらかがバッグに入っているのが常で、
いまパープルのグラナイトギアの方には、
娘が学校のバザーでわたしへのおみやげに買ってきてくれたストラップをつけています。

限られたお小遣いのなかからプレゼントしてくれたこのストラップ、
中におみくじ？のような紙が入っていて、なんと金運アップの効果があるらしい（笑）。
お買い物バッグに金運のお守りをつけているわけで、その効果なのか？
最近は本当に欲しいもの、必要なもの、そこまでではないものの見極めが
自然にできるようになってきて、
「なんとなく買っちゃう」ことがなくなったように思います。
娘の優しさの思い出と、この意識を忘れないように、
ストラップについていたその紙片をスクラップブッグに貼りました。